1000年後のことわざを考えよう

ことわざの楽しさは、シチュエーションコントに近いものです。「ねこの前に小判がある」という状況でみんなが「それは無駄じゃん!!」と楽しめるという点ですね。

今日の坂原先生の授業では、知っていることわざを「未来の状況を想像して書き換えてみよう!」です。意味を理解して、登場人物や物を変えてみます。

 


「猫に電子マネー」

という意見が出ると

小判は、おそらく「庶民には手が届かないくらい夢のようなもの」だという例だから「電子マネー」くらいでは伝わらないんじゃないか?

「猫」って昔ほど身近な動物じゃないかもしれない。ロボットの方が身近になってるかも。

「ロボットに特上ヒレステーキ」!

なんていう議論で盛り上がりました。

さらに応用して、意味も新しいことわざに挑戦する生徒も。そもそもかつては存在しなかったり、少数派だったのでことわざにはならなかったような環境と感情を書き出しています。

昔は「可愛い子には旅をさせよ」だったろうけど、いまは違うんじゃないか?もっと過保護だ!

「可愛い子には小遣いあげろ」

「可愛い子には遺産を残せ」

すでにあることわざに言葉をのせるだけでなく、あらたな感情をかんがえようなんてなかなか面白いですね。

「石の上に3年いたら頭が石になる」

→時代の変化は早いのだから、常に柔軟に考えなくてはダメ

 

坂原先生より

「赤信号みんなで渡れば怖くない」もとても新しいのですが、日本人の集団心理をうまく表していて今では多くのことわざ辞典に載っていますね。過去を覚えるだけでなく、常に生み出す楽しさを感じてもらいたいですね。