私がボランティアで関わっているNPO法人ブリッジフォースマイル。
その活動の一つにカナエールというものがあります。
事情があって親と暮らせず、児童養護施設で暮らす子ども達は
高校を卒業すると施設を出なければならず
ほとんどの子は就職して自分一人で生活をしていきます。
将来の夢があり進学したい気持ちがあっても
金銭的に親に頼ることもできずに諦めざるを得ません。
カナエールは、そんな彼らが大学を卒業するまで奨学金のサポートをするというものです。
しかも、ただ寄付をするのではなくスピーチコンテストという形をとり
奨学金支援をされる側もする側も、相手の存在を直接感じることができます。
わずか18歳にして、さまざまな辛い思いを経験してきた彼らの夢。
しかも、自分達の為にお金を出してくれた応援者の前で、彼らは自分の想い・夢をスピーチします。
自分の夢を大勢の前で話す。
その為の準備期間も含めて、自分と向き合う素晴らしいチャンスにもなっているように感じます。
そして彼らのスピーチを聞いていると
私自身の環境や、これからやっていきたいことに対する気持ちを改めて感じたり
ハッとさせられる部分があるのです。
彼らはただ自分の夢を語っているだけなのに。
自分をオープンにすることで、知らないうちにそれが誰かの心に響いてることがあるのですね。
私の友人が、奥様と高校生になる娘さんを連れてカナエールに来てくださった時
サラリーマンである自分の状況の中にある幸せを再認識できたり、これから進学する娘さんにもとても良い刺激になったとの感想をいただきました。
確かに、あたりまえのように親にお金を出してもらって進学できる状況にある中学生・高校生がこのスピーチを聞いたら、ものすごく色々なことを感じるのではないかなと思いました。
ちなみに…
今年は6月30日(日)にスピーチコンテストがあり
私も当日はボランティアスタッフとして会場のどこかにいます。
※カナールのホームページはこちら
今回はなんだか宣伝のような内容になってしまいましたが…
今まで、幼稚園や学童保育所で子ども達と関わり
3年前にブリッジフォースマイルを知って、児童養護施設で育ってきた子ども達と関わるようになり
そして今、ロジムに勤めて、学校以外の時間で沢山勉強しているみなさんと出会えました。
みんなみんな、かけがえのない子ども達でありつつ
私の中でそれぞれ彩りが全然違うような感じで…
ですから、自分と違う彩りの方との出会いは、新な彩りが添えられるような気がして
せっかくなので、こんな活動もありますよとお伝えしたくなってしまいました。
それにしても、いくつになっても夢を持ち続けていたいですね。
どんなにささやかな夢でも…
今日の絵本
『SOMEDAY いつかはきっと…』
「あなたの夢は何ですか?」