24歳のアメリカ人青年フィル・ナイトは親にお金を借りて日本に一人でやってきた。性能の良いスニーカーを作っていた株式会社オニツカ(現アシックス)社を目指して。日本に到着して面談の機会を得た彼は、その席上で自分は存在もしない「ブルーリボン社」の代表であると思いつきで話してしまう。アメリカではとてつもない巨大市場があるということを思いつきの数字で説明して相手をびびらせ、払うお金も持っていないのに前払い金を約束して代理店となる。そして速攻で親に手紙を出して送金を頼み込んだ。
こうして生まれた「ブルーリボン社」が後のNIKE。
ここまでで面白いと思うか、馬鹿にするか。