新しい1年が始まります。
なりたい自分を強く、強くイメージしてみましょう。
これから1年。毎日が正解のない選択の連続です。何をするか。やるかやらないか。
選択をするというのは怖いものです。だから「他の人がえらんだもの」や「選ばずに現状維持」に逃げたくなる。
そんな時、なりたい自分を強くイメージしておけば、自分で選択するべき道がおのずと見えてくるはずです。
「君の代わりに選んでやる」とか「その選択は苦労するよ」なんて否定する大人の声は信用しないでいい。自ら選んだ道で出会った困難は避けるべきものではなく、乗り越えるべきもの。自分で選んだという経験だけが君の力になる。「なりたい自分になるために」という強いルールを持とう。
塾長 苅野
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あけましておめでとうございます。
2015年2月にロジムはついに開校から丸10年、自ら目標を定め、道を切り開く多くの生徒の姿を目の当たりにしてきました。この10年、自らがどこまで分かっているかをきちんと表現し、人に助けを求められる生徒の姿に触れてきました。
この10年、努力することに対し、斜に構えることなく、昨日までわからなかったことを、今日わかるようにしていく生徒の歩みを見守りました。そして、この10年、生徒の皆さんと一緒にロジムが成長し、次の3年、次の10年のロジムに向かって歩みを進めてきました。
今年もよろしくお願いします。一緒に成長しましょう。これが、まず最初にお伝えしたいご挨拶です。
また、この10年で大きな違和感と、危機感を持つようにもなりました。小学生に蔓延する「目立ちたくない」「隣りの人と一緒でいい」「周囲と同じことをやっていれば安心」といった、同質化意識に対し、言い知れぬ嫌悪感を持ち続けました。
他人と違うことへの過度の恐怖と萎縮、そして人と同じことをすることへの安心感、これが、今、空気のように小学生たちを取り巻いていると感じ、そして焦りを感じています。
新たな発見や社会変革の為に若年層の基礎知力と創造力を育むことは、我々大人の義務であると考えます。何かを生み出すためには、たとえそれが間違っていても、皆と違う意見や考えを言おうとする姿勢が必要であり、その姿勢を育む環境を整備することが我々大人の仕事だと思います。
「人と違うから格好いい」そういう価値観を少しでも浸透させる為に、もう一度10年前の初心に返ったつもりで、自分のできることをやっていきたいと思います。
今年のロジムからの年賀状に込められた思いは「on your own」です。
それぞれが、自分の意志をもって、他者との違いを認め、そして信じた道に向かって行動する、そんな羊たちを我々がどのように見守り、育てることができるのか試される一年だと思っています。
本年も何卒宜しくお願いいたします。
2015年元旦 野村
