数学が得意な人は年収が高いのか

とても面白い本に出会いました。
ロジムの本棚にあったので何気なくペラペラめくってみたらとまらなくなりました。
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「データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 (ちくまプリマー新書) 」
示された情報は得てして人をミスリードします。中にはミスリードすることを意図して示されています。
情報を読み解く際の注意点がものすごくわかりやすく書かれています。
小学生に「正しく考え、正しく判断する社会人になってほしい」というロジムの願いと通じます。
ついでに言えば、そんな小学生を見守るすべての大人にも「正しく判断」してほしいなと。
(もちろん我々ロジム陣もですが・・・。)
本の中で紹介されている一例ですが、
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大卒者(京都の私立大三校の経済学部)の平均年収を比較すると、
高校時代に数学が得意だった、もしくは大学受験用に数学を勉強していた人の方が、
そうでなかった人より高かった。
(特に私立大文系志望者が数学を履修する必要のなくなった、共通一次世代よりあと[1997年以降]では、その格差は広がった)
若いうちに数学を学んだ人ほど高所得者となっていたようだ。

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これは京大の先生の研究をいくつかの新聞が実際に取り上げたものとのことです。
この記事を読んで「やっぱり!うちの子の算数の勉強時間を増やさなきゃ。本ばっかり読ませてたらだめかも・・・。」と思った方(保護者)は、残念ながら今後もしかしたらよかれと思った判断によりお子様の学力に良からぬ影響を与えてしまうかもしれません。是非上記本を手にとって見てください。大げさかもしれませんがですが日々の生活が変わると思います。

日々小学生を見ていて思うのは、やはり親御さんが場当たり的に判断すると、子どもの学力への悪影響は大きいかと。親の場当たり的な判断力と子どもの学力は、因果関係なのか、それとも単に相関関係なのかは考察が必要ですが。(上記本の中には「因果関係」と「相関関係」のわかりやすい解説あります)