こんにちは、竹村です。
ところで、「苦手をつぶす」「得意を伸ばす」といったことばを
よく耳にします。
え、結局どっちがいいの?という疑問への
答えは色々あると思うのですが、竹村の結論は
「そんな“質”の話よりまずは“量”」
です。
大雑把に「勉強」でももうちょっと細かく「算数」「国語」
でもいいのですが、そこにまずは環境なり習慣なりを
活用して、なるべく多くの資源(時間、集中力等)
を投下するようにすること。これが前提。
その作業を充分行って、これ以上そこから効果が得られなく
なってきて、初めて「勉強法」だの「戦略」だのの“質”の
話が始まります。
と、これだけだとあまりにタイトルを裏切っているので、
多少「苦手をつぶすべきか得意をのばすべきか」の質問にも答えると
「どちらの戦略を選ぶべきかはケースバイケース」
というのが私の意見です。
「苦手をつぶす」と「得意を伸ばす」では
求めているメリットが違うと思うからです。
「苦手をつぶす」という戦略が狙うのは
「伸びしろの大きさによる効率性」と「ボトルネックの解消」。
それに対して「得意を伸ばす」という戦略が狙うのは
「モチベーションによる効率性」と「(他のエリアへの)波及効果」
だと考えています。
だから、「昔から勉強が嫌いで苦手意識があるの。」という場合には
「得意を伸ばす」ことが有効でしょうし、
「計算が苦手でいつもケアレスミスをしてしまう。」
「試験までになるべく点数を伸ばしたい。」等の場合は
「苦手をつぶす」ことを優先した方が良いでしょう。
ただ、どちらにしても「まずは量」、これが基本だと思います。