広尾学園小石川中学校は老舗である村田女子高校を母体として広尾学園の教育制度を参考に2021年度に新規開校した私立中学校です。
昨年度の入試は募集初年度ということもあり、あくまで参考程度となりますが、学校発表の昨年度データはこのようになっています。
特筆すべきは2/1の実質倍率が2.3,3.3倍だったのに対し、2/2以降は7.9,8.1,10.0倍とかなり高い水準となってしまっていることです。募集人員に対する合格者数の出し方を見ると、学校の思惑と受験者の動向にある程度の予測がたつでしょう。
2/1午前は募集人員15名に対し合格者47名で約3倍。2/1午後は募集人員10名に対し84名で約8倍。2/2は募集人員5名に対し15名で3倍。2/3は募集人員5名に対し27名で約5倍。2/4は募集人員5名に対し14名と約3倍の人数になっています。
(2/3にちょっとだけ焦っていたように見えますが)全体として学校の分析が上手であること、2/2以降は応募者数が減ることによって実質倍率は下がりそうだが、おそらく募集人員に対する合格者数は昨年と同程度になるのではないでしょうか。
さて、ロジム生も受験する2/1午後入試。午前に難関校を受験してきた生徒が流れてくる、受験者の質としては最も高い日程です。今年度もなかなかハイレベルな戦いとなりそうですが、問題自体はスタンダードな良問が並んでいるはずです。明日への糧となるように意識して臨み、自信がない問題については今日の夕飯前には解決させてすっきりとした気持ちで明日へ向かってください!