【学校訪問】普連土学園

5/29(金)に行ってまいりました。

こちらも最初に施設を見学させていただきました。
最初に向かったのが図書館です。取り立てて特徴のある図書館ではないですが、ひとつ目を引いたのが、「普連堂」なるもの。先生方がオススメの本に自分のオススメと分かるように帯をつけて置いておくらしいのです。僕も学校の先生に推められた経緯から村上龍・村上春樹の読み比べをしたことを思い出しました。しかし虚数の情緒(著:吉田 武 東海大学出版)があるとは・・・これが無造作においてあっても手に取ろうとする人は何人いるのだろうか。読んでみるとなかなかに面白いですよ。
さてさて、続きまして英会話スペース・校庭・体育館とまわり、教室へやってきました。特に印象に残ったのは机です。授業中だったので残念ながら写真はありませんが、よく使い込まれていて風情がありました。

そんなこんなで説明会です。
まずは実績のお話。現役での進学率は86.7%で、うち80%程度がいわゆるMARCHランク以上の学校に進学しているとのこと。そしてうち45%程度が国公立・早慶ランクに進学しているとのことです。じつはこの情報、受験情報誌ではなかなか知ることの出来ない情報です。受験情報誌には、合格者数が示されており、実際には同一人物が多数の合格を取ってきている関係で、実質どの程度の位置にいればいいのかはわかりにくいのです。今回の場合は、上位約30%に入っていればほぼ確実に早慶ランクに合格できるということになります。入学してからのいい指標になりますね。
続いて、文系・理系の取り組みを紹介してくださいました。
英語科から、D.Stifler先生です。普連土の英語科としてはアナログなことを大切にしているそうです。”Building Relationships”と言っていました。ネイティブの先生がいて当たり前。そうなってもらえるようにとの先生の心構えですね。素晴らしいです。あとは卒業生からのメール文面を紹介くださいました。”passionate about exploring the world”ですって。尊敬します。僕は僕の教えた子どもたちが本気でこのようなことを言うように成長していたら、嬉しくて泣けてきますね。
理科からは松浦 良知先生です。言っていること、その通りです!!スタンディングオベーションをしたくなりました。書き出すとキリがないので別の機会に回すとして、意識していることは実験の回数だそうです。中学で50回・高校で60回ほど実験→レポート提出をやるとのこと。これはいいですね。
そして校長先生のお話です。僕はそもそもこのキリスト教フレンド派というものを深く知らないのですが、どうやらよくある排他的な宗派ではないらしく、個人が大事にしているものには価値があるはず。という考え方なようです。
本日最も心に残った言葉は校長先生のものでした。
「普連土学園の教師の第一義は、教師個人が選択した科目をそれぞれが自己研鑚し、それを生徒に伝えていくことである。」
そうですよね。これは教師という職業に就くすべての人に必要な言葉です。

普連土学園 http://www.friends.ac.jp/