引き続き今回も通過算をやっていきましょう。今回は、差に注目する問題です。
問題
長さがわからない電車が、長さ500mの鉄橋を通過するのに31秒、長さ680mのトンネル
を通過するのに40秒かかります。このとき、電車の長さはmですか。
前回と同じですが、長さのあるものが、長さのあるものを通過する場合に走る道のりは、
『自分の長さ+相手の長さ』分走ったときです。表の距離の部分がポイントとなります。
これにしたがい、表にすると下ようになります。
走った時間のちがいに注目してみると、9秒の差があります。この9秒差の原因は走っ
た距離のちがいです。そう考えると、9秒で何m走っているかわかりますね。
電車の速さは、180÷9=秒速20mとなります。それを表にうめると下のようになります。
鉄橋の表を使うと、20×31=620mが、500+電車となります。よって、電車の長さは
620-500=120mとなります。
速さと距離の2か所がわからない問題の場合、差をとってわからない部分を消すという
ことがポイントになります。表に下ときわからない場所が2か所あったときは、差を
とってみることを意識しましょう。(和を使って消す問題もあるので注意です。)