くらべるシンキング 4

対比は変化をつくる

物語文では主人公の気持ちや考え方が変化する文章が多いです。
実はこれ、対比がベースになっていることが多いんです。
物語のはじめとおわりで対照的な気持ちや考え方が読み取れるならば、
そこに変化を読み込んでいきましょう。

対比=変化

先週書く国語スタンダードであつかった征矢清『朝子の出発』もそうでした。はじめは「ただのお客さん」だった朝子が「一人の農園の子」に成長していく物語……
ただのお客さん⇔一人の農園の子
本で得た知識⇔実際にふれた自然
父と母の「羽根の下」⇔「わたしが作り出した生命の樹液」
……
などなど変化を読み込める対比が随所にありました。

そして、その変化とは「成長」です。中学受験国語の大きなテーマですね。

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