出世の石段

白くまくんを差し置いてで恐縮ですが、先日とある坂に遭遇。
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「出世の石段」だそうです。愛宕神社にあります。
写真で見るとどうしても平面的になってしまい「まあまあ急な・・」に見えますが、
行ってみてください、絶対にびびります。急です。
江戸時代、徳川家光が増上寺の帰りに愛宕神社に来た際に、この石段のてっぺんに梅の花がみごとに咲いているのを見て、「だれかあれをとってまいれ!」と命じたらしいです。
はっきり言って狂言ですね。ろくでもない政治家です(笑)。
みなが尻込みするなか、四国出身の曲垣平九郎(まがき・へいくろう)という人物が見事に石段を登りきり、梅を手に戻って来たとのことです。そして無名だった曲垣さんは一躍馬術の名人として名を轟かせたとのことです。
ですから「出世の石段」。

ろくでもない命令をする家光はもういませんが、出世の石段は世の中にゴロゴロしているような気がします。
あれやらせろ、これできない、次はなにすりゃいいですか、でももっとくれ、、、
「つべこべ言わず坂のぼれ!」 なんて。