宇宙船が月に不時着したらしいです

こんにちは。野村です。
先日、社会人の勉強会の中で
教育サービスの会社の方から「リーダー研修」なるものを受ける機会を得ました。
困難に遭遇したというケースから、
解決策を考え、それをチームで共有し、チームとしての解決策をプレゼンします。
その過程で、問題解決のための発想力、構想力、コミュニケーション能力、リーダーシップ能力等々を
チェックされるというものでした。

正直前職でこういった類の研修にはなれていたので、
「こうすれば発想力のポイントの評価になるんだな」等、素直ではない生徒としてがんばってきました。
結果、変革力、構想力、集約力で評価いただきましたが、
「人の話をちゃんときかない!」「キーマンにしか目が向いていなく、全員を説得しようという強靭性がない」という講評を
いただきました。。。。。 ふむむ。。。 改めます。

で、そういった評価項目以上にショックだったのが、
「野村さん、作業中は静かに」
「野村さん、他のチームの様子をみて発表変えちゃだめです」
「野村さん、途中で飽きないように」
等、なんだか普段自分が生徒に言っていることをそのまま言われていたような・・・・。
いやはや、たまには生徒になってみるのも貴重な体験でした。

自分でやってみておもったのですが、授業中静かにするって難しいですね(笑)。
とりあえず、小学生相手にお題目のように「静かにしろ」という講師にはならないようにしようと思いました。
静かにするときは静かにするけど、緩急つけて教室をコントロールしないと生徒は絶対窮屈だろうなと思いました。

参考に、そのときにやったケースを貼り付けますね。
NASAの研修で使われたものらしいです。模範解答もあるので興味がある方はお声かけください。
(ちなみに野村はNASAの模範解答にはまったく同意できませんでした。いまでも腑に落ちていません・・・。)

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「あなたの乗った宇宙船が、月で不時着してしまいました。あなたは、200マイル(320キロ)離れた陽のあたっている月面上にある母船とランデブーする予定でした。 しかし、荒っぽい着陸で船が壊れ、船の設備もほとんど壊されてしまいました。 残されたのは次の15点だけです。 あなたの船員の生死は母船に戻れるかどうかにかかっています。陽のあたっている月面上で200マイルの旅のためにもっとも重要な順に並べてください」
A マッチ棒
B 濃縮された食べ物
C 50フィートのナイロンロープ
D パラシュート
E 太陽熱利用の携帯用暖房
F 45口径のピストル
G 粉末ミルク1ケース
H 100ポンドの酸素タンク
I 月面上用の正座図
J 自動膨張の救命用ボード
K 方位磁石
L 水5ガロン(19リットル)
M 照明弾
N 注射器の入った救急箱
O 太陽電池のFM受信送信機
制限時間20分前後で、個人で優先順位をつけ、チームでディスカッションし、
チームとしての方針・アイデアをまとめ、プレゼンしました。

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あえてどこのグループも出さないアイデアを出そうと張り切った野村のチームは、
講師から「長年このケースで研修やっているけどそのアイデアはいままで一度もなかった。」とのこと。
研修って楽しいかも!