塾では出来ないことを見つけにいくのです。先生もなぜ出来ないのか、どのように考えてしまっているのかを必死に探ろうとします。
綺麗に仕上がった宿題に花まるをつけてもらいたい。わかってることを発表して褒めてもらいたい。
ここから早く脱皮した生徒から、塾を上手く使って伸びていくものです。
こういった気持ちを源にして頑張ればいいという考えもありますが、ほとんどの場合が逃げに入ってしまいます。なぜなら、授業に出席して100%をその場で理解することも、添削プリントなどの宿題を完璧に仕上げることも不可能だからです。常にわからないこと、できないことがあるように設計しているのです。
授業中の先生の説明がわからなくなった瞬間に目の色が変わって集中する子と、わからなくなったことを先生や周りに悟られないよう挙動不審になる子。塾の先生なら誰もが敏感に判別することが出来ます。
授業の演習時間に見回ると、わからなくなっていることをアピールしてアドバイスをほしがる生徒とノートを隠す生徒。
塾で扱うレベルの問題を前にすれば、あっという間に出来る子と出来ない子とに分かれます。大切なのは、今の自分を次のレベルへと効率良く高めていくことです。よそ見ばかりしていると、高められるものも高められません。