自分が子供だったころを思い出してみる。
幼稚園から高校だけでなく、スイミング、ピアノ、サッカー、塾など様々な先生がいました。
子供相手ですから、知識・技術を説明してくれるだけでなく、生活面などについても様々な指導を受けました。
様々な「〜べき」論をきかされました。子供ですから「面倒だな。」「うるさいな。」という反応でした。
ただ、子供なりにかなり敏感に感じていたのが「この人は本気で信じていることを押しつけてきているのだろうか。」ということでした。
その場をやり過ごすために。腹が立ったから。自分の利益のために。見栄・世間体から。そんな詳細は理解出来なくても、そんな背景を持って発せられる「〜べき」論に説得力のなさを感じ、そんな「〜べき」論で押さえつけようとしてくる大人に不信感を持ったことを今でも覚えています。
子供ってそういう根本的な部分を感じ取る力って強いと思います。そして本気で信じて、本気で自分に伝えようとしてくれたことしか、受け取ってくれないのだと思います。