こんにちは。竹村です。
最近少し疑問に思っていることがあります。
頭の良さ、ってそこまで大事なものなのでしょうか?
知能やIQについてくわしく調べたことがないので
専門的なことは何もいえないのですが、
ただ巷でいわれるほど重要ではないのではないか、
あるいは重要さのあり方がちがうのでは
ないかと思っています。
確かに、ひとりひとりちがう人間である以上
「頭がいいなあ」という人もいれば
「ちょっと理解が遅いなあ」
という人もいると思います。
特に経験による蓄積が少ない小学生ではさらにその差が
顕著に現れます(成長のリズムの影響も非常に
大きいので一概には言えませんが)。
他の条件を全てそろえてやれば、それは「頭の良い」
人のほうが有利でしょう。
しかし、「頭がよければよい」ほど有利なのでしょうか?
そんなことはないと思います。「頭は最低限よければ良い」
と思うのです。
例えば、ピアノと手の大きさでいえば、片手で1オクターブ
おさえられる人は1オクターブおさえられない人
より有利だと良く聞きます。
1オクターブ+鍵盤3つ分おさえられる人は
もっと有利かもしれません。
では、2オクターブおさえられる人はさらに2倍、3オクターブ
おさえられる人はさらに3倍有利なのでしょうか?
恐らくそんなことはないでしょう。
ある程度から先は手の大きさはあまり関係なくなってくると思います。
頭のよさについても同じようなもので、
ある程度から先はあまり関係ないのではないのでしょうか?
ボトルネックになりさえしなければ良い、のではないでしょうか?
ちょっと偏差値の高い学校に行けば、
(偏差値の定義的には)10人に一人、50人に一人、のレベル
で勉強ができる人ばかりになります。
個人的な実感では、そういう場所では実際に成績がよかったり
周りから一目置かれていたりするかどうかと、生まれつき頭がいいか
どうかの間にはほとんど何の関係も見つけられないように思います。
どちらかといえば関係があるように思えたのは、その時その時でやるべきことを
ちゃんとやっているか、という部分でした。
まだまだ成長の途中なのでわかりませんが、ロジム生のみなさんは
まず充分なだけ「頭が良い」人ばかりと思います。
恐らく、将来「頭が良いかどうか」が勝負の分かれ目になるような
場面にはあまり出くわさないでしょう。
だからこそ、それ以外の部分がボトルネックになってくるはずです。
もしも、自分が「頭が良い」と思っているのなら、
「だから、後でがんばれば何とかなる」ではなく
「だからこそ、今日やるべきことをひとつずつこなしていく
ことが大事なんだ」と考えてほしいと思います。