こんにちは。今回より毎週木曜日を担当させていただくことになりました。
竹村と申します。専らロジカルシンキングと国語のクラスを中心に担当しています。
授業を受け持っていない時間帯にはパソコンに向かって
コトコト教材作成などをしています。
ここ最近は低学年の子供たちをみることが多くなっています。
自分が国語を教えるせいで若干贔屓目になってしまうのかもしれませんが
年が若ければ若いほど、国語力ある子は有利だなとおもいます。
データを取ったことはないのですが、語彙力が多さあるいは
文を読んだときにそれをきちんとイメージングできる能力と
各教科の成績の関係を調べることができれば、小学校低学年中学年
ではかなり強い正の相関があるのではないでしょうか?
例えばロジカルシンキングの授業で
「AはBである」「BはCである」「よってAはCである」
という論理構造を把握してもらう、ということを行います。
その際に最初は簡単で具体的な例から説明することに
なるのですが
「ポチは犬だ」「犬には尻尾がある」「よってポチには尻尾がある」
という三段論法を使うときに、「尻尾」がなにか、あるいは
「よって」という言葉がどういう状況で使われるのか
ということが分からない子供は、それだけで問題を解く際に
圧倒的に不利になってしまいます。逆に、論理的な構造に対するセンス
がなくて、法則の一般化ができない子でも文章の意味がすべて分かっていれば
とりあえずのそ問題は解けてしまいます。
後者の場合は少しその子が具体的にイメージできない難解な例や、あるいは
無意味な記号などを用いて論理構造そのものに例を向けさせてあげればいいのですが、
問題なのは前者のケースで本当は能力のある子が劣等感を抱いたりしてしまうことです。
そうなってしまうと集中もできなくなってしまうし、だんだんと勉強がつまらなくなってしまいます。
それはとてももったいないことだと思います。
低学年の子供たちにとっては、聞く言葉のほとんどが新しい言葉です。
できるだけ沢山の日本語に、それこそシャワーを浴びるように
触れて欲しいと思います。