手段か目的か

「小学生からのロジカルシンキング」という本を書きました。ロジカルシンキングの授業でどのような内容が扱われているのかを垣間見ることが出来ると思います。普段授業に通われている生徒の保護者の方にもお読み頂いて、ご家庭での対話やご指導の参考にして頂ければと思います。

さて、「手段か目的か」について
塾で教えるようになって、同級生だったら友達にならないであろうタイプの子供達とも触れ合うようになった訳です。本当に色々なタイプの子供がいるなあと思います。そして、いろいろなタイプの大人のプロトタイプは既に小学生時に見られるのだなとも。

そんな中で「整理整頓好き」タイプは本当に増えてきています。躾の成果でしょうか。表面的に取り繕うことを最優先としてしまう傾向が強いんですね。添削の出来だけ異常に良いのもこのタイプの顕著な特徴です。
「言われたことはきちんとやる子」は、大人にとって扱いやすいので評価してしまいがちですが、子供はあっさりと「言われたことだけ取り繕う」という楽な方向に流れていきます。目的と手段がいつのまにか入れ替わってしまわないように。成果物だけ見ていると、なかなか見えないこともあるんです。

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