(1)忘れ物が多い
(2)完璧に出来そうなこと以外は逃げる
(3)落ち着いて読書ができない
(4)自分で判読できない字を書く
(5)実力に比して体裁を気にしすぎる
など学習を進めていく上でまずは克服しなくてはいけない各科目の知識&センス以前の土台に関する未熟さに関しては、ご家庭での接し方・指導が非常に大切です。さらに言えばご家庭での指導なくしては克服できません。
授業にどれだけ出席しても、個別にどれだけ説明を受けても思うようには吸収できず、ストレスばかり蓄積されていきます。
こういった未熟さは何か適した勉強法でごまかせるのではないかと考えてはいけません。1回2時間から4時間の授業を受けた場合、それを自分のものにするにはかなりの自覚をもって授業時間の倍ぐらいの自分1人での学習が求められますので、それが出来ない場合はどんどん遅れてしまい、確実に「修羅場」となります。
低学年時はもちろん、通常の塾のカリキュラムが始まってしまう4年生、5年生でもまずは土台についてしっかりと状況を把握し、最優先で考えてあげて下さい。
私はこういったことがある程度出来るようになって初めて、中学受験レベルの学習内容とストレスに対応できると思っています。
成績が伸び悩んでいる時のご相談で「特定の科目、分野が苦手で・・・」というお話を頂くことが多いのですが、ほとんどの場合上記のような基本部分の未熟さに起因しています。どんなにわかりやすい説明を受けてもそれはまさに砂上の楼閣。1週間後にはまるで記憶喪失のように消え去っているのです。