2022入試応援レポート~2/2本郷中学校

本郷中学校は1学年約300名と都心にある学校にしてはなかなかの規模を誇る私立中学校です。

高校1年次には特進コース(約100名)と進学コース(約200名)に分かれる「中堅進学校」ならではのシステムを取っています。この考え方には賛否両論あり、どちらの考えにも一理あるので一概に評価はできないところですが、システムのマイナス面として語られることの多い資源の集中(弱者切り捨て理論)という評価はこの学校には当てはまらないようで、それは合格実績が示しているところでもあります。

昨年度の大学合格実績を見ると、国公立大学現役合格者が103名、最難関私立大学(早慶上理)現役合格者が304名、難関私立大学(GMARCH)現役合格者が382名とかなりの成果を上げているようです。

内訳を細かく見ると、特進・進学コース共に上位3~4割を維持していればある程度は目標とする大学に合格することができるのではないでしょうか。

さて、入試情報です。

学校ホームページより

特筆すべきは2/2の合格者最低点が低いことです。

完全に推測でしかありませんが、例年の問題難易度を見る限り、ここの算理についてはタイプごとの大問を複数個用意し、採用となったものを1~3回の入試に振り分けているように感じています。そのようにして選ばれた同難易度の問題のうち、比較的解きにくいものが2/2の入試に選ばれるのだと思っています。

一般的には3回の中で最もやりにくい問題。いつもよりできなくてもめげたらダメです。めげた人からこぼれ落ちていきます。ギリギリのラインでは1問でも多くもぎ取ろうとする人が生き残っていくもの。冷静さを失わず、1問に最善を尽くしてください。

ロジム生のセリフに対して、先生たちみんな共感の笑顔です。

健闘を祈っています!