なぜか急に思い出した小2のこと

記憶の美化により、大抵の大人が自分の幼少のころは「優秀」だったというように、
野村も小学生の時は優秀でした。たしか、、、。

なぜか急に思い出したのですが、小学校2年生の時のおばあちゃん先生・シノミヤ先生が、ある日野村を急に「頭のいい子扱い」しだしました。正直学習態度がよくなったわけでもなく、宿題をちゃんとやるようになったわけでもなく、授業がわかるようになったわけでもなく、ペーパーテストができるようになったわけでもないのに、先生の扱いの変化に「え、なんで?」と思いました。

当時、「シノミヤ先生ついにボケたか。絶対オレと他の子を間違えている」と本気で思いました。
が、不思議なもので「優秀キャラ」のレッテルをはられるとそのレッテルを背中に掲げ続けようという意識が働いて「優秀」でいようとするようになり向上心も湧いてきました。リーダーシップがとれるとおだてられ、進んでいろんな場で目立つよう心がけ、それが快感になってきました。

今思うと、おだてると調子にのって頑張るという野村の見せたことがなかったはずの一面を見抜き、プレッシャーかけてがんばらせようというシノミヤ先生の神業的な教育手法だったと思います。
塾の先生も保護者の方も、みんなそうですが相手によってかけるプレッシャーをうまく調節できるようになるべきです。一番難しく、一番効果的なキョウイクホウホウです。
(ちなみにうまくできないならやらない方がましです。プレッシャーに潰されそうになっている生徒ときどきみます。)