大学生に「なぜ働かなくてはいけないのですか?」
と、質問されたらおそらく大抵の人が自分の意見・考えなりとも即答できます。回答の多くは、
・生活費を稼ぐため
・自己実現のため
の二つに大きくわけられるのではないかと。
小学生に「なぜ勉強しなくてはいけないの?」
と聞かれると、とたん「将来のため」「楽しいはずから」「親がそうして欲しいから」etcとムニャムニャ口ごもってしまう回答か、「つべこべいうな」的な回答となります。
「将来のため」「大人になったら」という回答が小学生に響かないのは、小学生にとって自分たちが社会に出て教養や専門知識を使って活躍するというのは、「現世で徳を積むと、あの世で楽に暮らせる」というのと同じくらい現実離れしたことだからなんだろうなと。
社会に出ることと、あの世に行くことは同じレベルで想像の範疇外かと(笑
小学生のためを思うなら、無菌で手厚く隔離した空間を作ることでなく、あえて社会に放り込むことのほうが大事ですね。今小学生である自分の延長線上に親や周囲の大人の姿があることを知る必要があるのだと思います。そんな仕組みがあったらなと。