世界大会へ、いざ出発!小石川ロケット班 壮行式レポート

ロジム在籍生・橋本龍之介くんとロケット班の挑戦

ロジムに7歳のころから通っていた橋本 龍之介くん。
彼が率いる都立小石川モデルロケット班が、ロケット甲子園で優勝。
今年6月には、フランス・パリで開催される世界大会に日本代表として出場します。

※モデルロケットって何?という方はこちらの記事もどうぞ
【モデルロケットとは?競技のルールと世界大会の仕組みを詳しく見る】

ロジムでは、そんな彼らを詳しく深掘りするとともに、知られざる苦悩や世界大会に向けての軌跡を追って記事にしていきます。

2025年5月30日(金)、橋本くんが通う東京都立小石川中等教育学校にて、世界大会に向けた壮行式が開催されました。当日は、世界大会本番で行う英語プレゼンテーションの発表や、ユニフォームのお披露目なども行われました。この記事では、その様子を詳しくお伝えします!

会場には各種メディア関係者が多数訪れ、これまでの輝かしい賞状やトロフィーが所狭しと並べられていました。自分が壇上に立つわけでもないのに、こちらまで緊張してしまうほどの雰囲気でした。

いよいよ橋本くんをはじめとするモデルロケット班のメンバーが入場し、壮行式がスタート。橋本くんはいつも通りの落ち着いた様子で挨拶と自己紹介を行いました。

配布されたリーフレットには、各メンバーの役職が記載されており、橋本くんは「プロジェクトマネージャー」と紹介されています。過去のインタビューでも名前が挙がっていたメンバーたちも、それぞれ堂々と自己紹介を行いました。続いて、スポンサーの紹介へと移ります。

校長先生の感謝の言葉とともに、プロジェクターに映し出されたのは協賛企業一覧。その数、なんと31社。スポンサーの方からは「社会人と変わらないことを彼らはやっている」とのコメントも。まさにその通りの姿勢と実績です。

そして、クラウドファンディングで協力してくださった企業のロゴが入ったユニフォームを着た選手たちが登場!見覚えのあるロゴもありましたね。多くの人々の期待を背負ったその背中は、非常に頼もしく映りました。

次に行われたのは、大会当日に実施される英語でのプレゼンテーション。順位決定に4割の比重を占める重要な要素です。

このプレゼンも準備段階でトラブルがありました。
(→ 次々と立ちはだかる壁、小石川ロケット班の挑戦記はこちら

にもかかわらず、当日は堂々たる完成度。会場のスポンサーの皆さまからも驚きの声が上がっていました。

式後に橋本くんに話を聞くと、「これで完成ではない」とのこと。原稿の再調整や発音練習はもちろん、当日はパネルや差し棒なども活用予定。「使えるものはすべて使って、より良いプレゼンにしたい」と語ってくれました。その姿勢に、妥協を許さず成長を求め続ける熱意を感じました。

式の最後には、ご来場くださったスポンサーの方々から、あたたかい励ましの言葉が続々と送られました。

「結果に関わらず楽しんで」「勝ってきてください」など、まっすぐな応援が、まっすぐ彼らの胸に届いていました。

その中には、我らが苅野ロジム代表の姿も!
「勝つために頭を使って使って、学べることがあると思います。最後の一円まで無駄にせず頑張ってほしい。皆さんに夢をもらっている大人がたくさんいます。“おかえりなさいパーティー”ができるように、頑張ってきてください!」と、自身のパリでの学生生活の経験を交えながら熱くエールを送りました。

最後は全員で記念撮影。

式が終わっても、橋本くんは報道各社に囲まれ取材の連続。その中で感想を聞くと、「やっぱりめちゃくちゃ緊張しました!」と、素直なコメントをくれました。堂々とした姿の裏には、やはり緊張もあったのですね。

その後も橋本くんは、次々と取材に応じる大活躍の一日でした。

今この瞬間も、世界大会は刻一刻と近づいています。ロケットやプレゼンの仕上げに向けて、できることを一つひとつ丁寧に積み重ねているロケット班の皆さん。

苅野の言葉にもあったように、彼らの姿勢は多くの人に勇気と希望を与えてくれます。
どうか最後の一瞬まで、悔いのないよう全力で走り切ってください。

私たちはこれからも、全力で応援しています!