
小学生のうちに「学びの習慣」を身につけておくことは、将来の学びの土台になります。でも、「毎日勉強させるのは大変…」「まとまった時間が取れない…」という声もよく聞きます。今回は、そんな悩みを解消する、“1日たった1分”から始められる学習習慣の作り方をご紹介します。
学習習慣がつかないのはなぜ?
学習習慣がなかなか定着しない背景には、いくつかの共通した理由があります。
- 「わからない」が続くとやる気がなくなる
授業についていけない、問題が解けない…そんな経験が続くと、「勉強は難しい」「自分には無理」と感じてしまいます。 - 「勉強しなさい」の声かけが逆効果に
親が焦って「勉強しなさい!」と強く言ってしまうと、子どもは余計にやる気をなくしてしまうことも。「今やろうと思ったのに!」なんて言い返された経験がある方も多いのではないでしょうか。 - 学習が“特別なこと”になっている
毎日の生活の中に勉強が自然に組み込まれていないと、「やらなきゃ…」とプレッシャーに感じてしまいます。
「1日1分」から始める学びの習慣
そこでおすすめなのが、“1分でできる学習習慣”。
たった1分でも、毎日続ければ確かな学びになります。大切なのは、
- 続けられる工夫をすること
- やったことを見えるようにすること
- 「できた!」という達成感を感じること
例えばこんな方法があります。
- 1日1問だけ漢字を書いてみる
- 朝ごはんの前に九九を唱える
- 帰宅後に1問だけ計算する
- 寝る前に1つだけ覚えた言葉を口に出して言ってみる
短いからこそ続けやすく、やる気にもつながります。
習慣化のヒント|ロジムの取り組みより
ロジムでは「学ぶことは楽しいこと」という実感を大切にしています。
- わかる楽しさを毎日の中に取り入れる
- 少しずつ“できる”を積み上げる
- 毎日「学んだことを話す」習慣づけ
こうした実践を通じて、学びを生活の一部として捉える力が育ちます。
さらに、保護者の方におすすめなのが「学んだことを話す時間」を1分だけ設けること。
- 今日覚えた漢字を1つだけ教えてもらう
- 「この問題、自分で解けたよ!」を聞く
- 間違えた問題について「どうして間違えたか?」を一緒に話す
この1分のやりとりが、子どもの学びを深め、「またやりたい」という意欲を生み出します。
ロジムでは、子どもたちの“自ら学びたくなる”気持ちを育てる工夫として、以下のような取り組みも行っています。
自分で問題を作ってみる
自分で問題を作ることで、知識を活用する力が身につきます。「どんな問題にすれば伝わるか?」と考える過程が、学びを深くするのです。身近な出来事を題材にしたり、親子や友達同士で出題し合ったりすることで、遊び感覚で学べるのも魅力です。
【家庭でできる】小学生の算数苦手克服術|図や絵で“見える化”する学び方
四字熟語を絵で表現してみる
意味を暗記するだけでなく、
- なぜその意味になるのか?
- どんな場面で使うのか?
を考えながら絵で表現する活動も行っています。手を動かすことで理解が深まり、記憶にも残りやすくなるだけでなく、想像力や読解力も育まれるロジムらしいアプローチです。
【読解力って何?】読解力はすべての教科の土台になる力——ロジムが重視する「論理的に読む力」
まとめ|短い時間が、将来の学びにつながる
毎日1分でも、「やる」と「やらない」では大きな差になります。
小学生のうちに、“無理なく続けられる学び”を体験しておくことは、受験だけでなく将来にわたる大きな力になります。
ロジムでは、こうした日々の積み重ねを大切にしながら、「自ら学び続ける力」を育てる授業を行っています。