【家庭でできる】小学生の算数苦手克服術|図や絵で“見える化”する学び方

算数が苦手なお子さんは、実はとても多いものです。今回は、小学校低学年〜中学年のお子さんがなぜ算数につまずきやすいのか、そしてその苦手意識をどのように克服できるかについて、家庭でできる工夫を中心にご紹介します。


他の子と比べて「自分はできない」と感じてしまう

算数は、問題の正解・不正解やスピードが明確で、どうしても他の子との比較が生まれやすい教科です。「百ます計算で時間内に終わらない」「友達より正解数が少ない」など、自信を失うきっかけになってしまうことも。

ポイントは、他人との比較ではなく、前の自分と比べて「できるようになったこと」を実感させてあげること。小さな成功体験を積み重ねる声かけが、苦手克服の第一歩になります。

問題文を読み解く力が不足している

文章問題で間違える子は、「算数の読解力」が不足しているケースが多くあります。これは、一般的な読解力とは少し違い、数や条件を正確に読み取り、必要な情報を整理する経験が足りていないから。

何度も類題に触れ、試行錯誤を繰り返すことでこの力は育っていきます。復習や反復学習の中で、「どうして間違えたのか」を一緒に振り返る時間を持つことが効果的です。

【読解力って何?】読解力はすべての教科の土台になる力——ロジムが重視する「論理的に読む力」

想像がつきにくくて理解が難しい

単位換算や図形、かけ算の概念など、目に見えにくい内容は理解が難しく、算数のつまずきにつながります。実生活と結びつけて「この長さって何に近い?」「お店で100円玉が何枚いる?」など、具体的な体験を通じて理解する工夫が有効です。

また、「そろばん」など、数をイメージで扱える習い事を取り入れるのも一案です。


1:図や絵で“見える化”する—ロジムのエニスルメソッド

算数の文章題が苦手な子にとって、「問題の状況がイメージできない」「何をどう考えたらいいのかわからない」という壁は大きなものです。そんなときに効果的なのが、「絵にして整理する」という方法です。図や絵を描くことで、目に見えない数や条件の関係が視覚的に理解しやすくなり、問題の構造や求める内容が明確になります。

とはいえ、「図を書けばわかる」と言われても、その描き方がわからない子どもも多いのが現実です。ロジムでは、そうした子どもたちに向けて「エニスル」メソッドを取り入れています。

図や絵を使って問題を解決する力を育てる!ロジムの「算数基礎マスター」

ロジムの「エニスル」3つのポイント

point 1

問題文が確実に読解できる


・文章題の状況を図や絵で表現
・複雑な設定も視覚的に整理
・素早い状況把握力の養成

point 2

解法が明確に計画できる


・図や絵を使った解答の道筋づくり
・闇雲な計算からの脱却
・論理的な解決方法の発見

point 3

計算の正確性が向上


・計算の意味を図や絵でイメージ
・計算ミスの大幅な減少
・確実な答えの導き出し

エニスルは、絵や図を描く技術そのものを丁寧に教えることで、「図を書けばわかる」という状態を実現するメソッドです。算数のつまずきを“見える化”することで、苦手意識を根本から変えていきます。

2:クイズで学ぶ!思考力を引き出す学習法

親子の会話の中で出題する「即席クイズ」は、遊び感覚で学べる良い方法です。「一兆の10分の1は?」といった問題も、ゲーム感覚なら進んで考えるようになるかもしれません。

また、クイズを解くだけでなく、子ども自身が「問題を出す側」になってみることで、理解を深める学びにつながります。「どういう問題なら相手が間違えそうかな?」「この問題をどう言葉にすればわかりやすいかな?」と考える中で、論理的な組み立ての力も身につきます。

3:日常で“刷り込む”!場所を変えた反復学習のすすめ

お風呂・トイレに九九や計算表を貼る、階段を登りながら足し算をする——こんな“ながら学習”も効果的です。
日常の中で触れることで、自然と記憶に残る“刷り込み”効果が期待できます。

4:友達と楽しく!競い合いで伸ばす算数学習

ゲーム性を持たせた勉強方法も、算数嫌いな子にはぴったりです。
宿題のプリントを「タイムトライアル」で解いてみたり、解けた問題数で競ったり。「楽しみながら勉強する」という体験は、子どもたちのやる気を引き出します。


算数の苦手は、“できない”ことではなく“わからない”ことへの不安から生まれます。

「わかるかも」「できるかも」という経験の積み重ねが、算数への自信につながります。子どもの目線に立って、遊びや体験を取り入れながら、少しずつ「考える力」や「論理的に整理する力」を育てていきましょう。

ロジムでも、算数の苦手意識を克服するためのさまざまな取り組みを行っています。論理的に考える力を育む授業、図や絵を用いた思考整理のサポート、成功体験を積む工夫——お子さんの算数の悩みがあれば、ぜひご相談ください。