
大学受験に向けて、「何をいつ始めればいいのか?」と悩む受験生や保護者の方は多いのではないでしょうか。受験勉強は短期間で成果を出せるものではなく、長期的な計画が必要です。
そのため、1年間の流れを把握し、適切なタイミングで適切な学習を進めることが、合格への大きな鍵となります。
本記事では、大学受験に向けた学習を 「基礎固め」「実践力強化」「直前対策」 の3つのフェーズに分け、それぞれの時期に何をすべきかを解説します。
新学期から受験直前まで、戦略的に受験勉強を進めるためのポイントを押さえていきましょう。
4月〜8月(基礎固め)
受験勉強の最初のステップは 「基礎固め」 です。各科目の基本概念を理解し、苦手を克服しながら知識を整理する期間になります。
この時期の学習ポイント
◎ 受験の戦略を立てる
・志望校の決定、必要科目の確認
・各科目の配点や出題傾向を調査
・長期・短期の学習計画を立て、学習習慣を確立
◎ 基礎学力の定着
・英単語・熟語、漢字、数学の公式などの基本事項を復習
・模試の結果を分析し、苦手分野を洗い出す
・参考書や問題集を選び、効率的な学習ルールを決める
◎ 夏休みを活用して応用へステップアップ
・1日10時間以上の学習時間を確保する
・「午前はインプット、午後は演習、夜は復習」といった学習スタイルを確立
・数学の応用問題や英語の長文読解など、基礎を活かした応用演習を開始
この期間にしっかりと基礎を固めておくことで、秋以降の応用力向上につながります。
9月〜12月(実践力強化)
この時期からは 「実践力の強化」 に重点を置いた学習へとシフトします。模試や過去問を活用しながら、問題演習を増やしていくのがポイントです。
この時期の学習ポイント
◎ 志望校の過去問に取り組む
・まずは時間を気にせず解き、出題傾向を把握
・間違えた問題の分析を徹底し、類題を解いて理解を深める
◎ 模試を活用し、学習方針を修正
・模試の結果をもとに、各科目の強化ポイントを決定
・得点が伸び悩む科目は、個別に重点対策を進める
◎ アウトプット中心の学習へ
・記述対策の強化(小論文や数学の論述問題など)
・共通テスト対策として、時間制限を意識した模試を活用
◎ 共通テスト形式の演習を増やす
・時間制限を設け、本番を想定した模試を受験
・得点の安定化を図りながら、苦手な形式の問題を重点的に対策
この期間は、実践を重ねながら自分の課題を明確にし、必要な修正を加えていくことが重要です。
1月〜3月(直前対策)
試験本番が迫るこの時期は、得点力を安定させるための 「直前対策」 を進めます。
この時期の学習ポイント
◎ 共通テスト本番&二次試験対策
・共通テスト形式の問題演習を繰り返し、時間配分の感覚をつかむ
・ケアレスミスを防ぐために、過去問の復習や解き直しを徹底
◎ 記述対策の最終チェック
・国公立大学志望者は、二次試験対策として論述力を強化
・英語や国語の記述問題は、添削指導を受けるのも効果的
◎ 体調管理とメンタルケア
・早寝早起きの習慣を確立し、本番の試験時間に合わせた生活リズムを作る
・試験当日に向けて、持ち物や会場の確認をしっかりと
試験が近づくにつれ焦りが出てくる時期ですが、やるべきことを整理し、計画的に取り組むことで冷静に試験本番を迎えることができます。
まとめ|大学受験は計画的に進めることが合格の鍵
大学受験は長期戦だからこそ、適切なスケジュールを立て、各時期に合わせた学習を進めることが重要です。
◎ 4月〜8月(基礎固め)
・知識の定着、基礎力の強化
・夏休みを活用して応用力を養う
◎ 9月〜12月(実践力強化)
・過去問演習と模試の活用
・アウトプット中心の学習へシフト
◎ 1月〜3月(直前対策)
・共通テスト対策の総仕上げ
・二次試験対策とメンタルケア
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