
色と時間で描く“森の一日”GWワークショップ
5月3日(土)ロジムアート&デザインワークショップの第1回目が開催されました。
このワークショップでは、現役で創作活動を行うガラム(愛称)とアシスタントのロジム講師向井の指導のもと、子どもたちがチームで協力し、2m×2mのアクリルビニールシートに一枚の“巨大アート”を完成させます。
第1回は、小学校1年生から5年生までの子どもたち10名が集まり、自由な発想で“森”の世界を描き出していきました。
開会式——はじめましての顔が並ぶ
朝10時45分。子どもたちが続々と集まってきます。
初対面の子が多く、最初は緊張した面持ちで距離を取っていた子どもたち。でも、開会式と自己紹介が始まると、自然と少しずつ笑顔が増えていきました。
最初のウォーミングアップでは、「動物を描こう」というお題で、スマホで参考画像を見ながらトラやちょうちょなどを自由に表現。
うまく描こうとする子もいれば、色の面白さに夢中になる子も。



森ってどんな森?——ディスカッションで生まれた「森の一日」
午前の最後には、「どんな森を描くか」をみんなで話し合いました。
ロジムスタッフ側では「色」をテーマに設定するつもりでしたが……子どもたちはその先を行きました!
「朝・昼・夕方・夜、それぞれの森を描こう!」
というアイデアが生まれ、4つの時間帯ごとに森のテーマカラーを設定し、動植物も話し合って決定。
お昼休みには、子どもたちはすっかり仲良し!
- 朝:紫+薄い黄色(ちょうちょ・アサガオ)
- 昼:明るい黄色(チューリップ・カメレオン)
- 夕方:オレンジと夕日の川(トンボ)
- 夜:濃い青(コウモリ・オオカミ・ホタル)


描き始めたら止まらない!
午後1時の制作スタート予定を待ちきれず、なんと30分前倒しでスタート!
色を試し塗りしながら、それぞれの場面の空間を分けて協働制作が始まりました。
「私はちょうちょ描く!」「ぼくは夜のコウモリ!」「背景はまかせて!」
誰に言われるでもなく、自然と役割分担が生まれ、それぞれの得意分野を活かす姿が印象的でした。





自然の中からインスピレーション—明治神宮へお散歩

午後の中盤、気分転換も兼ねて明治神宮へお散歩に出発。
そこでガラム先生から提案が飛び出します。
「落ち葉を拾って、作品に貼ろう!」
これに子どもたちは大はしゃぎ!
「この形おもしろい!」「この葉っぱ、すごくいい色!」と、夢中になって葉を集めました。
発表会も子ども主導!みんなが伝える「わたしの森」

制作が終盤を迎える頃、発表会がスタート。
司会進行はなんと5年生の2人が立候補してくれました!
「朝の光のイメージでこの色にしました」
「昼は太陽に向かって咲く花を描きました」
それぞれの発表には、色へのこだわり、動物の選び方、自然の表現方法などが込められ、会場は感動と拍手に包まれました。
完成した絵はこちら!

最後は記念撮影!——そして、次は「海」?

完成した作品の前で記念撮影。
そこからも子どもたちの創造力は止まりません!
「次は海を描きたい!」
「7時までやっていい?」(えっ、今日6時間も描いたよ!?)
すでに次回の構想は始まっているようです。