前回、
「相対的」というのは、ほかと比べてはじめて決まるもの
「絶対的」というのは、ほかと比べなくても決まるもの
ということを学習し、
①東西南北②前後左右は、相対的か絶対的かという問題を
出しました。
①東西南北は、どの方向を向いていても「こっちが北」「こっちが南」というように、ほかと比べなくても決まるものです。よって、絶対的といえます。
これに対して②前後左右はどうでしょう。「前」が決まれば「後」も「左」「右」も決まります。しかし振り返ってさっき後ろだった方向を基準にすると左右が反対になりますね。このようにほかと比べないと決まらないのが前後左右なのです。よって相対的といえますね。
では、この相対的、絶対的ということばは、どのような形で国語の読解問題に登場してくるのでしょうか。次回はこの点を紹介します。