今週は低学年向けで表を使ってみましょう。順位を決める問題などで使える表です。
といいましても、典型的なものですが。
問題
A、B、C、Dの4人がかけっこしました。次のヒントから4人の順位を答えなさい。
ただし、同じ順位だった人はいないものとします。
ヒント
①AはBよりおそい。
②CとDの間に1人の人がいる。
③AはCよりはやい。
人と順位で分けた表をつくりここに、ヒントから読みとれることを○×で入れていきます。
まずヒント①と②より、Aの1位と4位、Bの3位と4位、Cの1位と2位がなくなります。
ここに、ヒント②を照らし合わせCの順位を考えます。もし、Cが3位だとすると、
もし、Cが4位だとすると、の2通りを考えてみるとCが決まればDの順位も決まる
ので以下のようになります。
Cが3位だと4位になる人がいなくなってしまいます。よって、Cは3位ではなかっ
たといえます。Cが4位の場合は矛盾なく表がうまります。よって、Cが4位だった
と決まります。答えは、1位B、2位D、3位A、4位Cとなります。
今回は簡単な問題を表にしました。これくらいの問題であれば表にせずとも解けてし
まいます。というか、別の図に表した方が簡単です。しかしながら、大事なことは2
項目の情報を与えられたときに「表にまとめてみよう」という考え方です。次回は、
このような推理の問題から表にまとめることで楽に解ける問題を紹介します。