仮説のない実験は単なる鑑賞会になってしまいます

中川先生の理科の授業です。

光の回で像の見え方について考えます。実験で確かめていくのですが、中川先生が重視しているのは「仮説」を立てて実験に臨むことです。

実験は、ある仮説を立ててその確認のために設計して行うものです。小学生レベルですと、教科書に載っているものを実際にやってみて、「わー本当だ〜」という鑑賞会になっているものが多いのですがそれでは実験能力は身につきません。ロジムは「仮説検証」のスキルを獲得してもらうことを重視しています。すでに分かっている有名事実を覚えるのは本でやってください。

といわけで、「自分なりの仮説を考えてみる」「それを人前で説明してみる」「その確認のためにはどういう実験が必要か?どういう結果が必要か?を考える」という作業に取り組みました。

知っていることや自分の感覚から仮説を立てます

実験前の仮説をわかりやすく説明します

実験の前後でわかったことを共有していくのも大事な作業です


 

中川先生より

科学的に考える力とは、論理的思考と実験を行き来しつつ「言えそうなこと」を導き出すスキルのことです。教科書に載っているすでに導き出されたものを覚えるだけではありません。不確かな中で考える技術を身につけることで、その楽しさも感じてもらいたいです。