「幸福は目に見えて少しずつ成長するのに対して、
不幸は自分が知らない間に勝手に育っていて、ある日突然目の前に現れる」
村上龍氏の小説にあるワンフレーズですね。
(「上がるときはジリジリ。下げるときは急に。」って株や為替に詳しい人には馴染みですかね。)
冒頭の引用にあるように確かにいいこと嬉しいことに比べて、不幸や不運、悲しみは突然やって来るという実感はありますね。
が、これとは反対のことが1つ。
成績ですね。もっと言えば学習の理解度。
こと学習理解度に関しては、まさにコップの水が溜まっていき、ある日突然それが溢れる。
一度溢れ始めると、そりゃもう溢れたい放題・・・。
毎年6年生の模試の成績をみてると、良いパターンはやはりどこかで急上昇して、だめなパターンはじりじりじりと落ちていく。
成績は急には落ちません。哀しいかなジリジリ落ちます。
覚えておいて下さい。
勉強はコツコツやるものですが、そのコツコツに比例してじわじわ成績が上がることはありません。ある日突然臨界点を迎えて急上昇します。
学習はコップに水をためるのが最も近いイメージです。